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はじめに
今年も多くの学生に会いました。 私は大手情報企業に勤める現場SEですが、 その一方で「リクルーター」という立場で毎年、就職活動中の学生を支援したり、 相談に乗る多くの機会があります。
最近では「売り手市場」と言われ、 統計的に見れば随分受かりやすくなっているようですが、 受ける側にしてみればそんな世間の数字や傾向はどうでもよく、 今年、最初で最後の一発勝負なんだから、 「いいから内定をくれ〜!」 というのがホンネですよね。
就職氷河期に活動をしていた私から見るととても恵まれているなぁ・・ と思うところもありますが、やはり 就職とは人生にとって大きな節目であり重要であることは変わりなく、 そして内定がもらえるまでの緊張感はいつの時代も変わりません。 そういう意味では売り手市場だろうと、買い手市場だろうと 就職活動は大変なものといえるでしょう。
時代とともに人気企業や傾向が変わるのは当たり前ですが、 「就職活動の方法」変化してきた点があります。 それは、Web化が進み、 エントリーから内定まですべてWebで完了するのは当たり前ですが、 さらに就職に関する情報のスピードが上がり、 情報が増えたことです。
会社での面接があると次の日にはブログや掲示板にアップされ、 学生同士の情報交換が活発化しています。 また「○○会社は給料は良い」とか、「残業が多い」とか、 ホンネの情報(ウワサ)も飛び回っていますね。 最近は、質問でも「こういう情報があるのですが本当ですか?」 という質問も受けるようになりました。 例えば「みんなの就職活動日記」はそんな情報のニーズの中で 発展してきたといえるでしょう。
ただ私から見ると情報が増えたせいで、かえって 混乱している人も多く見られます。 細かいことや他人の動向を気にしすぎて足元がおぼつかないのです。 これはよくありません。
就職活動をすると色々な情報が入ってくると思います。 今までは、「情報を覚える力」から「情報を収集する力」でしたが、 これからの時代は「情報を見極める力」が大事です。 これは会社に入ってからも同じことが言えます。
結局のところ、受かるか受からないかは、 「会社にとってメリットのある人間かどうか」 ということです。 では会社にメリットのある人間とはどのような人間か? を考えていくとおのずと答えは見えてきます。 本質的なところに信念と哲学、自信があれば ゆらぐことはありません。
また、就職活動の情報というと 「受かる方法・落ちる理由」などのノウハウにフォーカスされ気味ですが、 どんなに有名な企業に受かっても、本人が希望しない企業では 成功したとは言えないと思います。
もっと言えば、希望した企業でも入ってから 「こんなはずじゃなかった」「あっちの会社の方がよかった」 というほうが最悪です。 また、「あんな会社もあったんだ」という 優良な会社を知らず受けることもしなかった場合も 不幸だと思います。
私は「就職活動の成功」とは、単に有名な会社に受かることではなく、 「自分の志向を見つけ、希望する仕事と会社で働けるようになること」だと思います。 ここで就職活動には受かるための自分磨きとは別に、 「業界を研究すること」も同じくらい大事です。
私自身も数年前に就職活動をしていたわけですが、 今から当時を振り返ってみると、あの時は分からないことだらけだったと 思い返されます。 例えば
というような素朴な疑問が多々あったまま、 結局は時代の流れによるIT業界への想いと、 会社のイメージだけで就職活動をしていたような覚えがあります。
現在、リクルーターという立場で学生さんと会うときは、 このあたりの現場の生の声や業界の動向などを可能な限り 伝えることが役目だと思っています。 それがきっと役にたつと信じているからです。
乱筆なところもありますが、 出来る限りお役つ情報をまとめていると自負していますので、 是非一読いただければと思います。
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