IT就活の心得

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転職は多い。しかし始めが肝心

以前、とある外資系IT企業のリクルーターと話す機会がありました。 そこであがった話で、 「御社ではどのようなスキルが身につきますか?」 「転職は多いですか?」という質問がよくされるというのです。 彼は「はじめから転職する気かい!?」と疑問に思い、 非常に最近のキャリア形成の軽々しさに疑問を感じたそうです。

ただ、私も彼の言うところに賛成しつつも、 現実を見ると仕方がないと思える現実もあります。 実際のところ情報業界では転職は多い業界です。 他、業界と比較しても非常に転職してキャリアアップを狙う人が 多いのも確かです。

これには私は以下の理由があると考えています。

終身雇用制度の崩壊による意識変化

バブル崩壊後、よく言われることですが、 そろそろ「終身雇用って何?」といわれそうなくらい 終身雇用という言葉すら死語になりつつあります。 かくいう私も一生、現在の会社にいるか?と言えば、 「必ずしもそうは思わない」と答えるでしょう。

「富士通成果主義の崩壊」や「若者はなぜ3年で辞めるのか?」の著者、 城繁幸さんの本を読むとこのあたりにとても興味深くかかれています。 一言で言えば、年功序列による報酬増加や地位の形成は会社が大きくなることが 前提であり、バブル崩壊後、それが疑問になった現在では若者が 閉塞感を持つのは当たり前。ということなのです。

技術のグローバル共通化

城さんの本ではこの点が書かれていませんが、 私はこれがIT業界で他業界よりも転職者が多い理由だと思っています。 どういうことかというと、身に付けた技術が、そのまま他社でも 使えるのです。

以前は汎用コンピューター機など、各社が独自のコンピューターを 作っている時代もありましたが、(今のエライ世代はこの世代) 技術がオープン化したことで世界標準化が進み、会社独自技術が少なくなったのです。 たとえばWindowsの使い方なんて、どこの会社に行っても使いますよね? そうなると例えば富士通のJavaプログラマーの人は明日からNECで働くことも出来ます。 身に付けた技術力によって人材価値のオープン化が進んでいるのが現状だと思います。

慢性的な人材不足

よくSEは忙しい!と言われます。これは本当だと思います。 もちろんプロジェクトや部署によっても異なりますが、 平均すれば忙しい業種に入ると思います。

この背景には、ソフトウェア業界の独特の文化があるところもありますが、 根本的には慢性的な「人材不足」があります。 最近のIT技術の進歩で、そこら中あらゆるものがシステム化されています。 作った後でも、会社の統合があればシステムも作りなおされますし、 例えばスイカとパスモがくっつけばシステムも工夫が必要です。 しかし、裏ではなかなか人手不足になっているのが現状です。

そうなると人材は外から募集することになります。 特に人材でも技術進歩が早いこともあり、 「優秀な人材」が不足しているケースが多いのです。 そうすると各社人材を取り合う構図が出来上がります。

コンサルティング会社などは人材がすべてです。 報酬を増して人材を確保しますので、転職する人も増えます。

はじめが肝心!!

じゃぁ、冒頭のように、 「はじめから転職するつもりで就職活動をしよう!」 というのの良し悪しは何ともコメントが難しいのですが、 少なくとも転職を前提だからと軽々しく会社を決めてはいけません。 まず、就職したら「3年は辞めれない」と心得ましょう。 色々と損する可能性が高いからです。 また転職でキャリアアップするためにはそれなりの高いスキルが必要です。 つまり、はじめに就職した会社がスキルの土台を作ると言っても過言ではありません。

よって会社を選ぶ観点として自分の形成すべきスキルを具体的に イメージして就職活動をすることが重要です。(難しいのですが) さらに終身雇用制度が無くなったとはいえ、 まだまだ日本では、ひとつの会社でキャリアアップする方が、 メリットが大きいことが多いのも事実です。

是非、はじめの会社選びは十分に考えて就職しましょう!

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